ラオスで中国人観光客乗せたバス転落事故 中国軍がヘリコプターで救急活動展開

人民網日本語版 2019年08月22日15:07

19日午後、ラオスの首都・ビエンチャンからルアンパバーン郡に向かっていた中国人観光客44人を乗せた大型観光バスが転落事故を起こし、多数の死傷者が出ている。

在ラオス中国大使館が発表した情報によると、20日午前9時の時点で、中国人観光客44人のうち13人が死亡したことが確認され、残りの31人も負傷した。

負傷者はルアンパバーン郡に搬送され、宿泊施設に滞在しているか、病院で治療を受けている。

ラオス滞在中の中国軍医療チーム「平和列車」が救急活動に参加

ラオスで現在、中国とラオスの軍隊の「平和列車-2019」人道主義医学救援合同訓練及び医療サービス活動に参加している中国人民解放軍の医療チームが20日、薬品や物資を携えて、中国軍のヘリコプターでルアンパバーン郡に入り、事故に遭った中国人観光客の救急活動に当たっている。

「平和列車」の医療チームは同日、10人のメンバーからなるチーム2チームをルアンパバーン郡に派遣し、負傷した中国人観光客の手当てを行っている。1チームはリーダー1人、軍医6人、看護師3人から構成されている。今回の事故の状況に合わせて、派遣された医師には心臓外科、心臓内科、呼吸重症、整骨科、一般外科、神経内科などの医師が含まれている。1チームは中国の救援用ヘリコプター「直-8G」で、もう1チームはラオスのプロペラ機「MA60」で現地に向かった。

事故発生後、在ラオス中国大使館と在ルアンパバーン中国総領事館はすぐに緊急時対応メカニズムを発動し、ラオス側の軍や警察、医療機関と協力して救急活動を展開している。一部の中国系企業や領事館の関係者などもボランティアと協力し、現地に飲料水や食品を届けている。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年8月22日

  

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