上海で電子版運転免許証・自動車検査証を正式導入

人民網日本語版 2019年09月04日09:11

上海は9月1日から、電子版運転免許証と自動車検査証を正式に導入した。

外灘 (バンド)に位置する中山東一路と南京東路の交差点で、上海の市民の電子版免許証と自動車検査証の使用状況について取材してみた。

同日午前10時、黄浦区の警察官・黄俊さんが路上で、運転手の免許証を確認してした。タクシードライバーの男性・楊さんは、スマホアプリ「随申弁」と「上海交警」をインストールしており、慣れた手つきで黄さんに「上海交警」を使って自身の電子版運転免許証を提示していた。

楊さんは取材に対して、「これはとても便利。自分のことを証明する方法がまた一つ増えた。電子版の運転免許証もあるけど、タクシー業界の規定のことを考えて、紙の運転免許証と自動車検査証も所持している」と話した。

ドライバーの電子版運転免許証を確認する警察官 (撮影・殷立勤)。

その後、自家用車を運転するドライバー2人が「随申弁」と「上海交警」をインストールしていなかった。そのうちの1人、肖さんは黄警察官のサポートの下、「随申弁」をインストールし、電子版運転免許証の機能をチェックしていた。このアプリをインストールし、情報を入力して認証を受け、電子版免許証を使えるようになるまで、約10分しかかからない。

黄警察官によると、電子版運転免許証の発行は、免許証不携帯という違反を効果的に減らすことができる。ただ、導入が始まったばかりであるため、使用率はまだ低い。

また、黄警察官によると、電子版の適用対象は、上海市公安局交通警察総隊が発給した運転免許証と自動車検査証で、「随申弁」と「上海交警」を通して提示することができる。適用範囲は上海市行政区域内だけだ。上海交通警察当局は、「上海以外の地域に行く際には、紙の運転免許証と自動車検査証を携帯する必要がある」と注意を呼び掛けている。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年9月4日

  

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