商務部、日韓経済貿易摩擦は適切な解決あると信じる

人民網日本語版 2019年08月31日09:56

商務部(省)の高峰報道官は29日に行われた定例記者会見で最近の日韓経済貿易摩擦に言及した際、「中国、日本、韓国はお互いに隣国と重要な経済貿易協力パートナーであり、中国は隣人同士が仲良く共存することを願う。日韓はどちらも知恵のある国であり、存在する問題を適切に解決できると信じる」と述べた。中国新聞網が伝えた。

高報道官は記者から関心が寄せられた中日韓自由貿易協定(FTA)の交渉と東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉の進展について、「この2つの交渉は、目下、それぞれの交渉関係者が積極的な努力を続けており、交渉が進展するよう推進している」と述べた。

中日韓FTAについては、先週行われた第9回中日韓外相会談で、3ヶ国の外相が交渉を加速するとの立場を改めて明確にした。中国は日本、韓国とともに努力して、中日韓FTA交渉の進展を後押しし、できるだけ早く全面的、高水準で、互恵かつ独自の価値を備えたFTAを達成したい考えだという。

RCEP交渉について、現在は各方面が年内の交渉妥結を推進したいとする政治的な意欲を強くもっている。さきに北京で開催されたRCEP閣僚級会議で、各方面は年内の交渉終了への決意を改めて示し、交渉自体も重要な進展を遂げた。中国はこれまでと変わりなく建設的な役割を発揮し、交渉におけるASEANの中核的な立場を支援し、交渉が予定通りに終わるよう推進するという。

高報道官は最近の日韓経済貿易摩擦について、「中国、日本、韓国はお互いに隣国と重要な経済貿易協力パートナーであり、中国は隣人同士が仲良く共存することを願う。日韓はどちらも知恵のある国であり、存在する問題を適切に解決できると信じる」と述べた。

また高報道官は、「目下の国際情勢の中で、中日韓3ヶ国が挑戦に共同で対応し、経済貿易分野の協力をさらに強化し、自由貿易と多国間貿易体制を共同で守り、地域経済と世界経済の健全で安定した発展を推進することを願う。これは3ヶ国の共同利益に合致する」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年8月31日

  

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