「海南省クリーンエネルギー自動車発展計画」(以下、「計画」)がこのほど発表され、同省は中国全土に先立ち2030年から「ガソリン車の販売を禁止する」とし、全ての車両のクリーンエネルギー目標とロードマップも明らかになった。人民日報海外版が報じた。
2030年までに「グリーンでスマートな外出・新海南」の目標全体を達成するために、「計画」は3段階の目標を制定している。第一段階として、公共サービスの公務車や公共バス、周遊タクシーなどの分野ごとに計画を制定し、100%新エネルギー車や100%クリーンエネルギー車に交換したり、新たに増やしたりする。第二段階は、社会が運営する分野の軽型物流車やレンタカーなどの計画を制定し、100%新エネルギー車や100%クリーンエネルギー車に交換したり、新たに増やしたりする。都市環境衛生や旅客輸送、都市部と農村部を結ぶバスなどは、2025年をめどにクリーンエネルギー化を実現する。第三段階は、個人所有の分野の車両をめぐって、新車に対する規制を厳しくし、現在使用中の車両に関しても交換するよう牽引することで、2030年までに省全体で100%新エネルギー車とすることを目指す。
段階的な目標に関して、「計画」は多くの分野の措置にも言及している。例えば、まず、高い効率で、スマートな電気自動車充電スタンドなどのインフラを整備していく。また今後も、充電をメインとして、天然ガススタンドをサブとし、水素ステーションを早い時期から設置していくという原則を堅持し、3年から5年をめどに、省全体をカバーし、各種クリーンエネルギー自動車を応用していく上での基本的な需要を満たしていく。また電池の充電も交換もでき、高速充電とスロー充電両方に対応し、さまざまなシーンと組み合わせ、スマート化された充電スタンド、天然ガススタンド、水素ステーションのネットワークを構築したい考えだ。
さらには新エネルギー自動車社会の円滑化や経済的使用環境の整備を進め、クリーンエネルギー車両をベクターとしたエコでスマートな交通体系を構築するほか、クリーンエネルギー自動車の全産業チェーンの高い品質の発展を促進し、多元化させた構造とスマートで、革新的なクリーンエネルギー供給体系を構築したい考えだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年3月21日