家電販売大手の国美電器はこのほど、天津市と広州市で同時にAGV(無人搬送車)倉庫を正式に稼働開始させたことを発表した。それにより、より効率的でスマートな技術により、物流の輸送効率を高め、利用者の体験を改善していく。人民日報が伝えた。
天津市と広州市の国美AGV倉庫には計100台以上のAGVが配備されており、各自3000平方メートルの空間内で数万件の商品のピッキングを行っている。正式な稼働後の全体的な効率を見ると、AGVのピッキング効率は平均で人を270%近く上回り、作業時間は全体的に約30%短縮された。
従来の物流倉庫のピッキング方法は「ヒトがモノを探す」と呼ばれ、担当者の専門能力と熟練度が必要とされた。しかしAGVはこの方法を「モノがヒトを探す」に変えた。AGVはプログラムの指示に基づきラックを指定の場所に運ぶ。従業員はアクシデントの対応と、日常的なメンテナンスを行うだけでよい。
国美安迅物流の同プロジェクトの担当者は「稼働後の統計データを見ると、AGV倉庫のピッキング効率は平均で1時間360件で、かつ精度が99.99%にのぼる。注文を受けてからピッキングし出荷するまで、時間は6分もかからない」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年8月22日
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