「世界の声代表して発信できるのは中国だけ」江原規由氏 (2)

人民網日本語版 2019年07月01日14:43

また、江原氏は、「世界経済は今やAI、モノのインターネット(IoT)、ビッグデータ、シェアエコノミーなどを代表とする第4次産業革命期に入りつつあり、今後、経済・貿易活動における国家間の時間的経済距離を急速に縮めてゆくと考えられる。また、これまでと大きく異なる世界経済環境の出現を前に、新たなグローバルガバナンスの『枠組み』構築が差し迫った課題となっている」との見方を示した。

さらに、江原氏は、「中国は、公正で客観的な世界経済、グローバルガバナンスの改革を提起している。ここでいう『公正で客観的』とは、例えば、今後の発展が期待され、世界経済の発展に大きく貢献しつつあるアジア、発展途上国の国際社会での発言権の向上が意図されていると考えられる。これは、世界最大の発展途上国と自称する中国ならではの発想であり、だからこそ説得力があるといえる。それと同時に中国は、世界経済、グローバルガバナンスの改革に対し、『三共原則(共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う)』で対応しようとしているといえる。これまでグローバルガバナンスの転換期において、世界と『共に』を強調した国は中国をおいてほかにはなかった。特筆すべき点として、世界経済、グローバルガバナンス分野における世界と『共に』の中国の発想とその実践は、2030年が最終年となる国連SDGs(国連の持続可能な開発目標)の実現に大きく貢献すると考えられる」と語った。

「一帯一路」が世界経済発展に貢献することに期待

最後に、江原氏は、「中国の改革開放が世界経済発展に大きく貢献してきたことは世界の認めるところ。こうした中国経済の貢献は、『一帯一路』建設、第4次産業革命のリーダーシップに受け継がれるのではないかと考えられる。各国の中国との経済交流の推進は、第三国市場協力の拡大などを通じ、世界経済発展に貢献することを期待している」と語った。(文・木村雄太)

「人民網日本語版」2019年7月1日 

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