中国と米国の研究者がナノ粒子インフルエンザワクチンを共同開発し、マウスを使った実験でA型インフルエンザウイルスを効果的に予防した。このワクチンは、汎用インフルエンザワクチンなどの薬品の研究開発に新たな発想をもたらしている。新華社が伝えた。
このほど「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された研究によると、この粒子は二重層ポリペプチドで作られており、インフルエンザウイルスが出す生物信号を模倣することで、二重免疫反応を誘発する。このワクチンを接種すると、複数のA型インフルエンザウイルスに感染したマウスが完全に生存を維持することができた。偽薬を接種したマウスは、いずれも1週間内に死亡した。
同ワクチンは実験において従来の筋肉注射ではなく、可溶性微小針シートを皮膚に貼る方式で接種。研究者によると、この方法により薬品の効果が高まり、期間も長引くという。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年8月7日
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