新疆維吾爾(ウイグル)自治区の災害救助指揮部は3日、哈密市の豪雨による水害の状況を発表した。7月31日午前6時から9時30分まで、哈密市伊州区沁城郷小堡新村で、集中豪雨となり、1時間の雨量が最大で110ミリ(現地の過去最高雨量は52.4ミリ)に達し、水害が発生した。統計によると、20人が死亡し、8人が行方不明となったほか、家屋8700戸、一部の田んぼ・畑、道路、鉄道、電力、通信施設が被害を受けた。新華社が報じた。
災害救助指揮部・前線作業グループの責任者・李忠さんによると、水害発生後、哈密市は現地の共産党員幹部、武装警察の士官・兵士、组织当地党员干部、武警官兵、医療スタッフなど約3000人が救助に当たるよう手配したほか、被災者を安全な場所に避難させ、懸命な行方不明者の捜索を行っている。現在、5583人が避難している。臨時の避難所には災害時用のテントが張られているほか、生活必需品も用意され、被災者の宿泊場所や食事、衣類が確保されている。また、負傷者や病気の患者を治療できる環境も整っている。
同自治区はテント570張り、ベッド560床、布団1950セット、カッパ・長靴130セット、飲料水450箱、各種食品3100箱、薬品、その他物資を被災地に運び、被災者が生活必需品を確保できるようにしている。また、応急管理部もテント1000張り、折りたたみ式ベッド3000床、衣服・布団6000点、シート2000枚、折りたたみ式椅子・テーブル2000セット、照明器具10台などの救援物資を緊急調達して、被災者が安全な場所に避難し、避難生活を乗り切ることができるよう助ける。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年8月4日
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