タイ観光警察(ツーリストポリス)総局の副局長は今月3日、タイ政府がこのほど複数の当局と共同で発表したプーケットの遊覧船の調査・検査基準に基づき、プーケットの遊覧船約400隻を検査したところ、約100隻が基準をクリアしておらず、出航が一時中止となったことを明らかにした。環球時報が報じた。
7月5日、プーケットの遊覧船が転覆し、中国人観光客47人が死亡した。観光客のタイ観光の安全性に対する信頼を取り戻すため、タイの複数の当局は共同で、排水ポンプの十分な設置や船長の資格などをめぐる遊覧船の検査基準18条を制定した。
警察総局の副局長は取材に対して、「今後、プーケットの普通船3万隻全てをしっかりと検査し、海上での事故が二度と起こらないようにする。遊覧船のほか、中国人観光客に人気の車などを使うプログラムの基準も制定する計画だ。中国人観光客にプーケットで安全に安心して遊んでもらいたい」と語った。
今回の事故で沈没したフェニックス号の引き揚げ作業が既に始まっており、今月12日までに岸にまで引き揚げられる計画という。フェニックス号には元々多くの安全性の問題があったほか、操業規則にも違反していた。引き揚げ作業完了後、同遊覧船の管理会社の責任者が正式に起訴されることになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年8月4日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn