「人付き合いが良い」は、好ましい性格だと思われることが多い。だが、日常生活において、他人からの評判をあまりにも気にしすぎた人は、自分が属するグループの雰囲気や行動様式がたとえ好きではなくても、つい「うまくやって行ける」振りをしてしまう。「うまく人と付き合う振りをする」ことについて、多くの人々はどのように思っているのだろうか?中国青年報が伝えた。
中国青年新聞社社会調査センターと問巻網がこのほど2008人を対象に共同で実施したアンケート調査によると、回答者のうち、「自分はみんなと仲良くやっていく振りができる」と明言した人は91.1%に上り、58.0%は、「みんなと仲良くやっていく振りをすることで、自分の本当の気持ちを抑圧してしまう」と考えていた。また、「みんなとうまくやって行く振りをしている人は、敢えて『NO』と言い、拒絶することを学ぶべき」と提案した人は62.5%に達した。
回答者の年齢層別にみると、「00後(2000年代生まれ)は1.7%、「90後(1990年代生まれ)」は29.4%、「80後(1980年代生まれ)」は53.1%、「70後(1970年代生まれ)」は11.6%、「60後(1960年代生まれ)」は3.7%だった。
北京の大学に通う焦逸之さんは、「自分はあれこれ考え、悩むタイプの人間である」と自己分析している。「あまり良く知らない人と一緒の状況では、自分の考えをほとんど表に出さない。どんなことでも心の奥深くに押しとどめてしまう。新しい環境に入るたびに、その環境に適応するのに物凄く長い時間がかかる。また、自分が身を置いているグループがどのようなグループなのかについてかなり気にしてしまう。いつも、自分の本当の想いに蓋をして、何とか周囲の人々に溶け込もうと努力する」という。
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