ネット上ではあるインフルエンザ予防法が伝わっている。玉ねぎにはウイルスを吸収する働きがあり、部屋に両端を切った玉ねぎを1個置くだけでインフルエンザが予防できるというのだ。人民網が伝えた。
実験者はこれまでも、玉ねぎの殺菌に関する実験を行ったことがあり、彼らは国家標準の公共の場における微生物検査方法を採用し、面積30平方メートルの室内に5ヶ所の観測点を設置し、室内に玉ねぎを置いた。それからこの5ヶ所の観測点の細菌数の変化をチェックした。
その結果、玉ねぎを置いてから24時間内に、5ヶ所の平均細菌数は減るばかりか増え、48時間後にようやく玉ねぎを置かなかった場合と同じ水準になった。この結果から玉ねぎが室内の細菌数を減らさないことが証明された。
玉ねぎには有機硫化物が含まれるため、殺菌可能と考える人が多い。毎日食べれば、呼吸器や腸内の細菌を抑制できるとしている。しかし室内に置いても、殺菌の効果は微々たるものだ。また多くのインフルエンザはウイルス感染によって引き起こされるが、玉ねぎはウイルスを抑制する効果を持たない。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年3月27日
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