今年と例年が最も異なっているのは、全国の鉄道が新たな運行ダイヤを採用し、乗車券予約販売期間が30日間短縮されたことだ。この影響で事前販売と予約のピークがほぼ完全に重なるという状況が生じている。購入者の予約期間が短くなるため、キャンセルが少なくなる可能性がある。さらに2017年の春節は例年よりも早く、出稼ぎ労働者と学生の帰省時期が重なり、輸送の負担が拡大する。乗車券の購入がさらに難しくなるだろう。
各種交通手段のピーク期を見ると、年越し前の帰宅の「リズム」は秩序正しい。年越し1週間前より、航空券、列車、バスによる帰省ラッシュが訪れ、空港や駅に向かう人の数は年越し3−5日前にピークになる。つまり1月22日より、駅や空港が人で混雑することになる。交通手段のうち最も速く移動できる航空機が、最も早く帰省ラッシュを迎える。年明け後の1周間が過ぎると、各種交通ツールが同時に繁忙期に入る。空港、駅、バス停が同時に混雑する。
同報告書によると、空港や駅に向かう人の数は、春節5日前にピークに達し、混雑が予想される。タクシーで空港や駅に向かう人は80年代、90年代生まれが中心で、業種はIT・ソフトが最多。
◆列車が主力、年が上がると飛行機を好むようになる
多くの交通手段があるが、列車乗車券の発売開始は毎年、春運の重要な時期と見なされている。これには理由がある。同報告書のデータによると、春運の主要交通手段のうち、列車が依然として揺るぎなき主力であり、予約で全体の6割以上を占めている。
同報告書のデータを見ると、交通手段の選択が年齢層の特徴を反映している。25歳以下は、春運で列車を使う人が最も多く、7割以上となっている。年齢が上がり、経済力がつくにつれ、飛行機を選択する人が増える。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年12月29日
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