青少年サッカー発展計画を展開するため、中国プロサッカーリーグ(中国超級)に加盟するプロサッカークラブ・広州富力は半年ほど前から、日本人コーチを招聘し、広州の小・中・高校で、日本の青少年育成方法を実施してもらっている。中国のサッカー界にとっては、日本の青少年育成方法を間近で観察する良い機会となっている。それら日本人コーチは、未成年のプレイヤーであっても、「自分で考える」ということに重きを置き、学生たちと毎日練習を重ねている。(文:謝沢楷。広州日報掲載)
高正寿コーチは、広州富力が招聘した第一陣の日本人コーチの一人。いつでも、「言われたからやるのではなく、自分で何をすべきかを考える」ことを強調している。「選手がピッチに立てば、コーチが代わりに考えることはできない。だから、子供のころから、自分で考えるという習慣を身に付けるよう助けなければならない」と高正コーチ。
広州市第八十九中学のU-15のコーチを務める亀谷誠コーチは、取材に対して、「考えるためには、コミュニケーションが必要で、そのようにして考えることに価値がある」と考える。練習が終わると、亀谷コーチは毎回、メンバー一人を選び、英語で他のメンバーを前に、練習で良かった点と悪かった点を話させる。「メンバーに練習を総括してもらうのは、当チームの習わし。日本でもそうしている」。
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