サッカーをするにも、日本人コーチは、「厳かな雰囲気」にこだわっている。練習の時は毎回、高正コーチと亀谷コーチはメンバーに対して、水筒をきれいに並べたり、脱いだ上着をきれいに畳んで、ピッチの端にきれいに並べて置いたりするようにと指示しており、「軍事訓練のよう」と話すメンバーもいる。日本人コーチによると、「厳かな雰囲気があると、メンバーは、サッカーを本当に好きになり、一生懸命練習するようになる。そして、自分だけでなく、ライバルやルールなども尊重するようになる」。
同じ日本人コーチでも、中国に来た理由は人によって異なる。例えば、亀谷コーチは鹿島アントラーズで、トップチームで活躍できる能力を持つ選手を育成するコーチを15年務めた経験があり、中国に来る前は、低年齢のプレイヤーを育成したことがない。そのため、亀谷コーチにとっては、今の仕事は大きな「チャレンジ」で、「ここに来た限り、私の知っていること全てをメンバーに伝える。今のメンバーの中から、将来プロのサッカー選手1-3人が誕生すれば、とてもうれしい」と話す。一方の高正コーチは、「メンバーがサッカーを通して、人としての道理を学ぶことができるのであれば、とてもやりがいがある」とし、青少年育成のレベルの高さは、コーチや教師、家族などによって決まり、「大人の悪い習慣は子供に影響する」と指摘している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年12月22日
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