中国で最近、「第94回日本高校サッカー選手権大会決勝」の動画がネット上で人気となり、日本の高校生の戦術やフリーキックのレベルの高さが大きな話題になっている。決勝戦には観客が5万4090人集まった。中国サッカー・スーパーリーグ所属の「広州恒大」のホームゲームの観衆の数よりも多い。日本では、高校生のサッカーの試合も、プロの試合と同じ雰囲気に包まれている。そのため、子供たちもそれを夢見て、練習に励む。一方、中国の各学校のサッカーにおける雰囲気は、まだまだそれにほど遠い。羊城晩報が報じた。
日本の高校サッカーのレベルはなぜこれほど高い?
なりたい職業トップ「サッカー選手」
日本メディアの報道によると、全国の幼児や小学生ら1100人を対象に行われた調査「大人になったらなりたいもの」では、男子は6年連続で「サッカー選手」がトップだった。2位は野球選手、3位は警察官だった。
日本の子供の間で、サッカーが人気となっていることは明らかだ。学生にサッカーを教える日本人の野口大輔さんは取材に対して「日本の学校では、学校の教師らもサッカーを非常に重視している。そして、サッカーを習っている子供の親も、それを応援しているというのも大切な点。全ての親が、子供にサッカー選手になってもらいたいと思っているわけではないが、一生好きでいられるスポーツに巡り会えることは大切で、子供の人格形成の面でも助けになる」と話す。