今年第1~3四半期(1~9月)、大陸部の海外観光客数がのべ1億人を突破し、来年の春節(旧正月、来年は1月28日)に海外に出かける人はのべ600万人を超える見込みだ。ますます多くの人がますます遠くへ出かけるようになり、これまでのように香港・澳門(マカオ)・台湾地区やシンガポール、マレーシア、タイなどの近場ばかりを選ぶということはなくなった。ニュージーランド紙「ニュージーランド・ヘラルド」によると、今後5年で中国の海外観光客数はのべ7億人に達する見込みという。「環球時報」が伝えた。
▽「中国の赤いパスポート」の価値が増大
中国の普通パスポートがあれば査証(ビザ)なしでまたは到着時ビザで行ける国・地域は57に上り、「中国の赤いパスポート」の価値が徐々に増大している。米国の有効期間10年のマルチビザは大勢の中国人のパスポートに刻印されており、米国の商務省と旅行促進協会の予測では、2016年に米国を訪れた中国人観光客はのべ300万6千人に上り、前年比16%増加するという。
韓国聯合ニュースの27日の報道によると、韓国を訪れた中国人観光客はのべ800万人を超える見込みで、訪韓外国人観光客の記録更新を後押ししている。中国人観光客の増加傾向を持続させるため、韓国は高額の韓国ツアー商品を購入した中国人観光客に「韓流ビザ」を発行しており、これがあれば5年間はいつでも韓国に行けるという。
日本は今年10月、中国人を対象としたビザ発給要件を再び緩和した。ビジネスや文化などに携わる人向けのビザは有効期間が5年から10年に延長された。日本紙「日本経済新聞」の報道によると、日本政府観光局がこのほど、今年1~11月には中国人観光客のべ約600万人が日本を訪れており、昨年ののべ499万人を大幅に上回ったことを明らかにしたという。
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