巨額の興行収入をあげた映画「君の名は。」の舞台となった岐阜県飛騨市は現在、人気の観光地となっている。近年、実在する風景を採用する日本のアニメ映画が増えてきており、人気映画は、舞台となった場所へ多くのファンが押し寄せるため、地方の観光産業の活性化をもたらしている。飛騨市観光局によると、9月に映画が上映されて以来、10代~30代の若者を中心とした観光客が後を絶たないという。現地の観光局は、映画に登場する場所をまとめた観光ガイドを作成し、観光客のために、映画をテーマとしたツアースケジュールを作成しているほか、現地のショップでも、このビジネスチャンスに便乗して映画にちなんだ各種土産物をあっという間に開発し、売り出しをはかっている。
映画「君の名は。」が爆発的に人気となってから、飛騨市を訪れる観光客数は増加の一途をたどっており、上映3ヶ月ですでに75万人の観光客が訪れ、約185億円の観光収入をもたらした。今後、さらに多くの日本の地方観光産業がアニメ映画産業に投資をし、熱狂的なファン文化による経済発展を目指すことになるだろう。(編集TK)
「人民網日本語版」2016年12月27日
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