中国とサントメ・プリンシペは26日に国交回復共同声明に調印し、大使級外交関係の正式な回復を発表した。人民日報が伝えた。
サントメ・プリンシペは声明で、世界に中国は1つしかなく、中華人民共和国政府が全中国を代表する唯一の合法的政府であり、台湾は中国の領土の不可分の一部であることを認めた。サントメ・プリンシペはすでに20日に台湾当局との「断交」を発表した。
中国外交部(外務省)はサントメ・プリンシペが「1つの中国」原則という正しい道に戻ったことを歓迎した。26日、中国とサントメ・プリンシペは各々の首都で、両国が大使級外交関係を即日正式に回復することを厳かに発表した。両国の国交回復は歴史の発展の必然であり、時代の潮流に順応しており、「1つの中国」原則の堅持がすでに大きな趨勢、人心の向かうところであることを示しており、両国及び両国民の現実的利益、長期的利益に合致する。
周知のように、1971年10月の第26回国連総会は2758号決議を採択し、中華人民共和国政府が全中国を代表する唯一の合法的政府であることを承認した。同決議の体現する「1つの中国」原則はすでに国際社会の一致した共通認識、公認の国際関係の準則となっている。サントメ・プリンシペが「1つの中国」原則を認め、台湾当局といわゆる「外交関係」を断絶し、中華人民共和国と国交を回復したことは、国際関係の準則を守るものであり、国際正義を体現している。
「1つの中国」原則は中国の核心的利益に関わり、中国と世界各国が友好的協力関係を維持し、発展させるうえでの前提条件であり、政治的な基礎だ。「1つの中国」原則の問題において、中国側にはいかなる妥協の余地もない。
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