華北水利水電大学4年の石信さんがネット上で話題になっている。彼がボールペンで描く、生き生きとした一連の絵が、多くの人に感嘆されているのだ。石さんは、何でもないふつうのボールペンを手にすると、油絵、中国画、デッサン、漫画などさまざまなジャンルの絵を魔法のように描き出すことができる。100元札の絵でさえも、彼の手にかかるとリアル感あふれた作品になる。彼のことを「魔法の筆」と称える声も上がっている。中国新聞網が報じた。
石さんが描くボールペン絵画のジャンルは、静物・動物・風景・人物などきわめて幅広い。妖艶なブルーローズの花びらの上でキラキラ光る透明の露、怖い顔つきで吠えるライオン、大げさな表情をしたアニメの登場人物、テレビドラマの主人公など、ほぼ完ぺきだ。最も面白いのは、ボールペンで描いた100元札の絵で、偽造防止用のホログラムや背景の模様などすべてが本物そっくりだ。
石さんは、自分が描くボールペン絵画について、次のように述べた。
「大学では、公共芸術デザインを専攻し、さまざまな絵の描き方を学んだ。叔母が文具店を営んでいたので、家にはボールペンがたくさんあった。大学2年生の時から、ボールペンで絵を描き始めた。最初はシンプルなモノトーンの絵からはじめ、だんだんと多色使いの絵にも取り組むようになり、ボールペン絵画のコツを徐々に掴むようになり、すらすらと描けるようになった」