在日本中国大使館のウェブサイトによると、4月26日、広島大学で程永華駐日大使に名誉博士号を授与する式典が盛大に行われた。程大使は授与式に出席するとともに記念講演を行った。
程大使は式典の後に講演を行い、「広島大学は『自由と平和』の建学精神を守り、『平和の追求、新たな知の創造、豊かな人間性を培う、国際社会との共存、自己変革』の五つの建学の理念を堅持している。この5大理念は私に多くの共感と啓発を与えてくれた。平和追求の理念について、歴史は人々に何度も、過去の戦争の惨劇を決して繰り返してはならず、平和と発展は人類が大切にするに最も値する財産だと気づかせてくれる。70年余り前の第二次世界大戦は人類の歴史上において空前の規模で、戦火は世界80余りの国と地域、約20億の人々を巻き込んだ。第二次世界大戦の東方の主戦場で、軍国主義日本が発動した侵略戦争は中国人民とその他のアジア諸国の人民に大きな災難をもたらし、日本人民にも深い傷を与えた。広島、長崎の原爆で亡くなった無辜の市民はこの戦争の特殊な被害者でわれわれは深く同情している。今日の平和と発展はすでに時代のテーマとなっているが、世界平和を守り、共同の発展を促進することは依然として任重くして道遠しの状態だ。われわれは歴史を鑑に、平和を守る決心を固めた。広島大学が平和を追求する建学の理念に基づき、過去のあの戦争を生んだ原因やもたらされた教訓およびいかに戦争の悲劇の再演を防ぐかということに対して一層深い研究をするよう希望する」と述べた。