北京市健康診断センターは28日、「2014年度健康診断統計資料報告」を発表した。今回の統計では、「体重超過」と「肥満」というこれまで別々だった2指標が初めて1指標に統一された。昨年、健康診断を受けた北京市民約400万人のうち、「体重超過・肥満」と診断された人は4割を上回った。「体重超過・肥満」は、北京市の健診指標のうち、異常検出率が最も高い指標となった。北京日報が伝えた。
北京市健康診断における重大異常指標の検出率が高かったトップ5は順次、「体重超過・肥満」「コレステロール値異常」「脂肪肝」「骨粗しょう症」「子宮頸部細胞異常」だった。このうち、「体重超過・肥満」と診断された人の割合は40.45%と、前年比やや上昇した。男性の「体重超過・肥満」検出率は49.8%と、ほぼ半数となった。女性のこの割合は29.48%。
体重超過・肥満、コレステロール値異常、脂肪肝など、非伝染性慢性疾患の原因となるリスクが高い異常の検出率はここ数年、健康診断で常に上位に入っている。特に、体重超過・肥満は、深刻な公衆衛生問題のひとつとなった。全世界の肥満者のうち中国人の肥満者が占める割合は、2010年の時点ですでに5分の1に達した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年10月29日