仕事が忙しく不安定なため、なかなか結婚できない客室乗務員
11月11日の「独身の日」を目前に控え、アナウンサーの李梓萌(リー・ズームン)、俳優の胡歌(フー・ゴー)、人気水泳選手・寧沢涛(ニン・ザータオ) らが筆頭となっている「2015年中国の独身の有名人11人」や江蘇第二師範学院、中華女子学院、湖南師範大学が筆頭となっている「2015年恋人ができない中国の大学11校」が発表された。さらに、ウェブサイト「光棍網」の張一一最高経営責任者(CEO)は28日、「2015年中国で独身者が多い職業11」ランキングを発表した。ネットユーザーの投票を基にまとめられた同ランキングには、宅配員、プログラマー、出稼ぎ労働者、コックのほか、客室乗務員、作家(詩人)、歌手(役者、モデル、司会者)、記者(編集者)、画家(書道家)など、一見もてそうな職業もランク入りし、多くの人が意外だと感じている。さらに、これまでは収入が安定しているため「競争率」の高かった公務員がトップになっていることがネットユーザーの熱い議論を引き起こしている。東北新聞網が報じた。
近年、中国の社会制度が一層透明化、オープン化しているのを背景に、複数の省が公務員を「契約社員」とする制度の導入を試験的に始めている。終身雇用で食いっぱぐれのない職業とされてきた公務員の制度に変化が生じているほか、一般の公務員の給料は固定で、数千元(1元は約19円)程度と、家族を養い、マイホームのローン、車も買いたいとなれば、結婚相手を探すのも難しくなる。そのため、公務員が「独身者が多い職業11」にランク入りしているのもうなずける。