「中日友好病院」という名称が、正式に「中日病院」に改められたという情報がこのほど、微博(ウェイボー)や微信(Wechat)の「モーメンツ(友人圏)」の間に広まった。これについて、多くのネットユーザーから、「友情も尽きたという意味?」と揶揄する声が上がった。病院側はこれに対し、「中日病院という名称は、標準化された略称に過ぎず、正式名称は中日友好病院であることには変わらない」としている。直属・関係部門の名称に関する国家衛生・計画出産委員会の通知によると、「中国医学科学院」も同じ時期に標準化の対象となり、「医科院」という略称が使用されることになったという。 北京青年報と新京報が伝えた。
実際、数日前に中日病院の公式微信アカウントにはすでに次の情報が投稿されていた。
「国家衛生・計画出産委員会が発表した『直属・関係部門の略称標準化に関する通知』にもとづき、本病院の略称を『中日病院』とする。しかし、正式名称は『中日友好病院』で変わらない。今後、党・政府機関の正式文書、公印の使用、特別に正式名称を使用することが求められた場合以外は、略称である「中日病院」の名称を統一的に使用する」
○「中日病院」の名称も長年使われてきた
実のところ、「中日病院」の4文字は、今回初めて登場した訳ではない。361番、379番、419番など同病院に停車する多くの路線バスは、長年の間、停留所の名称に「中日病院」を使ってきたため、乗客には馴染みが深い名称だ。通常措置の一環として、病院の略称を標準化することも、今回が初めてではない。同病院に勤務している某医師は、「これまでに、地方からやって来る患者の中には、『中日友好病院』と『友誼病院』を混同している人がいた。今回の名称変更によって、誰にとっても分かりやすくなるだろう」と指摘した。また、衛生部門の内部でも、簡単な呼び方の「中日病院」」という名称を、長年にわたり使用してきた。