台湾の復興(トランスアジア)航空が墜落事故を起こして1週間を迎えた10日、台湾台北市の第二葬儀館で、犠牲者の合同慰霊祭が行われた。台湾の政府機関も、半旗を掲げて哀悼の意を示している。人民日報が報じた。
第二葬儀館では、9日午後9時に初七日忌が行われ、10日午後3時には、犠牲者の合同慰霊祭が開催。馬英九、毛治国、王金平など台湾の指導者も駆け付けた。
同事故で、今のところ、死者40人、負傷者15人が確認され、行方不明者3人となっている。
中国大陸部を代表して合同慰霊祭に出席した台湾海峡両岸観光交流協会台北事務所の満宏衛・主任は「中国大陸部の乗客2人が今なお行方不明。台湾の関係機関は懸命に捜索している。1日も早く発見されることを願っている」と語った。
満主任によると、海峡両岸関係協会と海峡交流基金会の協力の下、遭難者の出境、入境に際して特例処置が講じられ、10日、中国大陸部の遭難者3人の遺体が、空路で厦門(アモイ)に移送されたほか、親子2人の遺体が中国大陸部に移送された。
台湾メディアの報道によると、台北地検部門が事故の調査に加わっており、今週中に初めての開廷審理を行う予定だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年2月11日