台湾トランスアジア航空旅客機の墜落事故発生から36時間が経過した。現時点で、犠牲者30人の身元が確認されており、うち22人は大陸部の乗客。川から引き上げられた機体の残骸は、検証のため運搬された。犠牲となった大陸部乗客の遺族の一部は、すでに台湾に到着している。人民網が中国中央テレビ(CCTV)報道番組の微博(ウェイボー)の情報を引用して伝えた。
同微博によると、死亡した機長は、住宅密集地に墜落するのを避けるため、空中で3回機体の方向を転換させ、川に向かって墜落させたと見られる。事故機のブラックボックスはすでに見つかっているが、データ解析にはまだしばらく時間がかかるという。
4日午前10時56分、台湾トランスアジア航空の旅客機ATR72型機が、台北から金門に向かう途中に、台北市と新北市の境界にある基隆河に墜落した。同機には58人が乗っており、うち31人は大陸部の乗客だった。台湾災害対策センターによると、5日午後9時の時点で、今回の事故により、少なくとも31人が犠牲となり、15人が負傷し病院に搬送され、12人が行方不明という。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年2月6日