16日に乳がんで亡くなった、中国の人気歌手・姚貝娜(ヤオ・ ベイナー)さんの追悼式が20日午前、深セン殯儀館で行われ、最後のお別れのため大勢のファンが駆けつけた。姚貝娜さんは2011年に乳がんを患い手術を受け、その後、中国語版「アナと雪の女王」のエンディングテーマを歌うなど、活躍していたが、昨年12月に再発が見付かり、16日に入院していた北京大学深セン病院で亡くなった。33歳だった。人民網が報じた。
追悼式会場では、姚貝娜さんが歌ったドラマ「宮廷の諍い女(原題:後宮・甄嬛伝)」の主題歌「紅顔劫」や同ドラマの挿入曲「金縷衣」などが流された。60代のある江西省出身の夫婦は、午前6時に息子が運転する車で会場に到着したといい、「姚貝娜さんが大好きで、CCTV青年歌手テレビ大奨戦に出ていたころから注目していた」と若すぎる死を惜しんだ。また、悲しみのあまり、他の人に抱えられて立ち去るファンもいた。
追悼式会場は厳しい警備が敷かれ、警備員数十人が配置。姚貝娜さんの家族らも、専用のブレスレットを付けていなければ会場に入ることはできなかった。また、会場外には車両が長蛇の列を作っていた。
芸能界で、交友関係が広かった姚貝娜さん死後、歌手の韓紅や張恵妹、孫楠、韋唯、女優の趙薇、劉暁慶など、多数の芸能人が微博(ウェイボー)で哀悼の意を示したほか、追悼式会場にも、歌手の劉歓夫妻や、薩頂頂、劉亦菲などの供花が飾られていた。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年1月20日