12月1日は世界エイズデーだ。人々はエイズと聞くと恐れをなし、エイズと死を同列視しがちだ。それでは、エイズにかかったら為す術なしなのだろうか?人民日報が伝えた。
中国疾病予防コントロールセンター研究員、性病・エイズ予防コントロールセンターウイルス・免疫研究室長の邵一鳴氏は、「エイズ治療に関する科学研究は、重大な進展を実現している。30種類以上の効果的な治療薬により、死亡率が極めて高い『最悪のがん』と呼ばれていたエイズは、高血圧や糖尿病と同じ抑制可能な慢性疾患になった」と指摘した。
抗ウイルス薬により、エイズの発生を遅らせ、回避することができる。邵氏は、「30年間の取り組みにより、31%の保護効果を持つ世界初のエイズワクチンが開発された。国内外の科学者は取り組みを強化しており、国と分野を跨ぐ共同チームを結成している。これには中国疾病予防コントロールセンターとアメリカ国立衛生研究所の共同チームが含まれる。2020年までに3−4回のエイズワクチン大規模臨床試験を完了し、次世代ワクチンの保護効果を検証する」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月2日