河南工業大学によると、同大学の4年生が約6mの巻物で履歴書を作り、「こんな履歴書があったとは」とネットで話題を呼んでいる。「大河報」が伝えた。
「馮紅顕履歴書」と題されたこのユニークな巻物は、一般の履歴書と同様、志望理由や経歴などに分けて書かれている。重点を際立たせ、区分をはっきりさせるため、小見出しは赤い文字で書かれている。草書・篆書・行書など多くの字体が駆使されている。作成時間は1時間余り。
巻物を作成した財政学専攻の馮紅顕さんは、「学生にとって大学の4年間は、象牙の塔で自由に知識を吸収する時間。でも長く見ていると、現代の大学生には、学習した内容を現実に応用できないという弱みがあることがわかった」と語る。学んだ知識を空論にしてはならないとほかの学生にもアピールするため、自ら行動することにしたという。
馮さんによると、求職履歴書の作成にあたっては、いかに現実を反映させるかに気を遣わなければならない。「履歴書は、求職者についての事実を示すものであると同時に、求職者の真剣さや職を求める態度も示すもの。履歴書を書く時にはその加減を把握する必要があります」(編集MA)
「人民網日本語版」2014年10月23日