2014年10月28日  
 

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中国の高速鉄道の海外進出が本格化 3本の戦略路線構築へ

 2014年10月22日08:56

中国で先端製造業としての鉄道産業は今年下半期、海外市場進出の豊かな収穫期を迎え、10月に入ってからは特に、良い知らせが続々と舞い込んでいる。北京青年報が伝えた。

▽中国北車、1日で2つの好材料

鉄道車両メーカーの中国北車は20日午前、中国北車長春軌道客車股份公司(以下、「長客」)がBBCジョイントベンチャーと共同で17日、軌間1000mmの客車115両を提供するプロジェクトの契約をタイの国立鉄道会社と締結したことを明らかにした。タイ国立鉄道にとっては史上最大の客車調達契約となり、中国にとってはステンレス1000mm軌道幹線鉄道客車の初めての輸出となる。

長客がタイの幹線鉄道に客車車両を提供するのは今回が初めて。プロジェクトは2013年3月、タイ国家鉄道会社による国際入札が行われ、これに共同で参加した長客と中国鉄建は、世界各国の鉄道車両メーカーと競い合い、技術とビジネスの強みで落札に成功した。

同プロジェクトで納入される車両は総計115両で、等級の異なる寝台車や電源車、食堂車の5車種が含まれる。

中国北車が20日夜に続けて発表した知らせは、高速列車をめぐるものだった。発表によると、完全子会社の「斉斉哈爾軌道交通装備」「大連斉車軌道交通装備」「西安軌道交通装備」「中国北車集団瀋陽機車車両」「済南軌道交通装備」の5社はそれぞれ、中国鉄路総公司と各種の貨物車両の販売契約を締結し、総額は8.44億元(1元は約17.5円)にのぼった。また株式保有する子会社の「長春軌道客車」と完全子会社の「唐山軌道客車」もそれぞれ、中国鉄路総公司傘下の各路局と高速列車ユニットの販売契約を締結し、総額は248.76億元に達した。契約総額は、同社の2013年度の営業収入の26.45%を占めた。

▽海外の鉄道発注、1千億元超

業界筋によると、中国企業が今年年初から獲得した海外の鉄道関連の発注は大まかな計算で1千億元を超え、現在も20、30カ国と高速鉄道での協力が協議されている。


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