中国では1980年代から、日本のドラマが人気を集めるようになった。中国でも高い知名度を誇る日本の俳優や女優のほとんどは、ドラマ出演がきっかけで人気に火がついた。中国人にとって、日本のドラマは、実力派の役者やアイドルだけでなく、海を挟んで隣にある日本の人々の生活や文化を知る手段ともなっている。あなたは、どんな日本の社会を目にしているだろう?中国日報が報じた。
【日本の職場文化】
日本の職場文化を描いたドラマ「医龍」や「HERO」、「半沢直樹」などはいずれも高視聴率を記録した。これらのドラマで印象的なのは、「協力の精神」だ。また、「HERO」や「半沢直樹」で特に印象的なのは、主役が職場でひどい目に遭うことが多い点で、中国人にとっては、「なんで辞めないのだろう」との疑問が浮かぶ。
団結力
日本のドラマの中で最もよく描写されているのが「1+1が2以上になる」という「団結力」だ。例えば、「医龍」では、天才外科医・朝田龍太郎が「チームドラゴン」に優秀なメンバーを集め、「団結力」でさまざまな困難を乗り越えながら、難易度の高い手術を次々に成功させていく姿を描いている。これまでに第一期から第四期までが放送されたが、どのストーリーも人の心に訴えかける内容となっている。
また、日本のドラマでは、仕事が終わってから同僚と食事をしながら会話を楽しむシーンがよく出てくる。