2014年10月27日  
 

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全日本民医連が旧日本軍遺棄化学兵器被害者の健康診断実施

人民網日本語版 2014年10月27日15:13
25日、検査結果を見る医師。

中国黒竜江省で旧日本軍が遺棄した化学兵器からマスタードガスが漏れ出し、周辺住民が健康被害を受けた問題で、日本の民間医療団体「全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)」の医師ら15人がこのほど、同省の被害者27人を対象に健康診断を実施した。同連合会が同様の検査を行うのは2006年以降、これで6度目。新華網が報じた。

今回の検査は、同省哈爾濱(ハルビン)市内の病院2カ所で行われ、日本の内科、外科、神経科などの医師が、超音波検査や胃カメラ、心電図などの検査を実施した。

同連合会のゼネラルコーディネーターを務める、中国系日本人・李楼氏によると、毎回、検査にかかる費用のすべてが、日本からの寄付で賄われている。また、今回は複数の医師による診察に加えて、被害者の症状が軽減するよう、状況に応じた治療が実施された。

同連合会は、2年に一度の割合で被害者に対する健康診断を実施しており、毎回、日本の民間人や弁護士も随行し、被害者の病情の変化や容体の変化などを記録している。検査結果は、被害者が日本の政府に対して起こしている訴訟の証拠にもなっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2014年10月27日


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