中国国務院国有資産監督管理委員会プレスセンターが8日に発表した情報によると、国慶節の連休中に、高速列車、高架橋、超高圧送電線などの要素を盛り込んだ、30秒に及ぶ中国国有企業のPR動画が、毎日180回の頻度で米ニューヨークのタイムズ・スクエアで放映され、注目を集めた。新華社が伝えた。
動画の名称は「感知中国企業」で、中国国務院国有資産監督管理委員会プレスセンターが制作した。この動画は中国の国有企業や、高速列車、高架橋、超高圧送電線などの中国製品をPRした。タイムズ・スクエアの他に、英ロンドンのヒースロー空港、仏パリのシャルル・ド・ゴール空港、独フランクフルト空港、米サンフランシスコ空港などの特大パネルを通じて、1カ月に渡り放映される予定だ。
動画では、中国が創造した数多くの製品が紹介されている。これには中国交通建設集団有限公司が請け負った東南アジア最大の橋「マレーシア・ペナン第2海峡大橋」、国家電網公司が建設した世界最長の超高圧送電線、中国南車集団公司および中国北方機車車両工業集団が開発した世界最速の高速列車などが含まれる。中国の国家的イメージを伝えるPR動画は、2011年にもタイムズ・スクエアで放映された。当時この動画に登場したのは李嘉誠、楊利偉、劉翔などの有名人や、天安門、鐘鼓楼、兵馬俑などの中国の要素だった。
この国有企業のPR動画は、放映直後に注目を集めた。ある米国人は、「この動画で中国製品を新たに認識することができた。中国は真の世界クラスの工業大国になった。30秒の動画は、これを最も良く説明している」と感想を述べた。
中国国務院国有資産監督管理委員会プレスセンターの担当者は、「このPR動画の放映は、中国企業の海外における集団的なイメージの樹立に向けた試みだ。これらの作品を通じて、世界に中国企業のスピード・品質・革新力を示したい。今後は国内外の専門機関と協力し、中国企業の革新力と貢献度を反映する文化商品を発表し、国際世論の中国企業に対する認知度と評価を高める」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月9日