国家質量監督検験検疫総局(質検総局)がこのほど開催したリコール制度実施10周年座談会で明らかになったところによると、今年9月15日の時点で、中国では自動車のリコールが787回実施され、計1676万6千台がリコール対象となったほか、子供のおもちゃのリコールは191回(計11万9900件が対象)、家電製品のリコールは26回(計381万1200件が対象)に達し、製品の欠陥による安全事故の発生を効果的に減らした。うち、自動車のリコールでは、消費者の直接的な経済損失200億元(約3540億円)以上が補償された。人民日報が伝えた。
中国では現在までに、「欠陥自動車製品リコール管理条例」、「食品安全法」、「特殊設備安全法」、「子供のおもちゃリコール管理規定」などの法律法規が制定され、リコール制度が実施されている。
また、リコール問題専門家約600人、製品欠陥検査機構49社からなるリコール技術サポートシステムが構築されているほか、リコール実施に技術的サポートを提供するための国家車両事故深度調査システム、国家製品損害モニタリングシステム、国家製品欠陥工学分析実験室の建設も進められている。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年9月26日