iOS 8の不具合続発、アップルがダウングレードを許可

急いでiOS 8のアップデートを行うべきではない、さもなければ取り返しのつかないことになる――。アップルは通常、iOSのダウングレードを認めていないため、iOS 8がリリースされたばかりの時、ユーザーの間ではこのような忠告が飛び交っていた。しかしアップルは今回、ユーザーにやり直しのチャンスを与えた。本紙の24日の調べによると、アップルはすでにiOS 8にアップデートしたユーザーに対して、一定期間内にiOS 7.1.2にダウングレードする権限を与えた。京華時報が伝えた。

アップルは先週、iOS 8のアップデートを開始した。多くのアップルユーザーは真っ先に、機器のアップデートを行った。しかし多くの人はアップデート後、iOS 8に批判を浴びせている。携帯電話のテストの専門家は、「iPhone 4Sは低スペックで、iOS 8を使用すれば小さな馬で大きな馬車を引くようなもので、旧バージョンを使用した方がよい」と述べた。

アップルはユーザーに対して、期間限定でiOS 7.1.2にダウングレードする権限を与えると発表した。しかしこれには時間制限がある。アップルがダウングレードのルートを閉ざすまでの期間、ユーザーは特殊なツールを使用することなくダウングレードを行える。工場出荷時にiOS 8が搭載されていたiPhone 6とiPhone 6 Plusは、ダウングレードが不可能だ。多くの制限が存在するが、これまでのアップデートしか認めなかった手法と比べ、アップルの今回の措置は配慮が行き届いていると言える。

情報によると、アップルはバグ修正のiOS 8.0.1のリリースを予定している。

◆アップデート後の問題

これまでのiOSのアップデートにも、類似する問題があったが、アップデート後の機器は問題が発生してもダウングレードできなかった。

iOS 8に対する不満は、次のようにまとめられる。iOS 7と代わり映えせず、変化を感じられない。iOS 8は容量が大きすぎ、多くのデータを削除しなければならない。iPhone 4Sなど、旧式で低スペックのハードは、iOS 8へのアップデート後にフリーズなどが生じる。

iPhone 4SのiOS 8へのアップデート後の不具合は、次のようにまとめられる。使用中にフリーズが生じ、速度が50％ほど低下する。一部の新機能が使用できない。iOS 8は大型パネル用で、3.5インチの小型のiPhone 4Sを使用した場合、一部のアプリの表示に問題が生じる。（編集YF）

「人民網日本語版」2014年9月25日