実験の結果、豚の角煮の調理の際、煮込む時間が長くなると豚肉中の飽和脂肪酸が減少し、2時間半後に40~51%減と最低になった。コレステロールの含有量も51%低下した。一方、煮込む時間が長くなるにつれ、不飽和脂肪酸の含有量は増え、2時間半後に最高に達した(リノール酸は21%増)。増加幅は一価不飽和脂肪酸が多価不飽和脂肪酸を上回った。
この実験により、豚の角煮の調理の際は、弱火でゆっくり(2時間半)煮込むことが重要ということがわかった。
また、煮込む際には昆布や、ニンジンなどの食物繊維を多く含む野菜を一緒に煮るとさらに良い。こうすることで、味が良くなるだけでなく、よりヘルシーになる。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年8月5日