測量衛星「資源3号」 国内外の400機関にデータ提供
【中日対訳】 10日に行われた「資源3号衛星プロジェクト開発総括会」で明らかになったところによると、中国初の民用高解像度立体測量衛星「資源3号」は9日、打上げから1年を迎えた。これまでに累計3500万平方キロメートル分(約3万枚)の衛星画像データを国内外の約400機関に提供している。中国は今後10-15年間をかけ、測量地理情報のニーズを満たすリモートセンシング衛星体系を構築する計画だという。
中国は衛星リモートセンシングデータの90%以上を輸入に依存しており、大量の資金が必要なばかりでなく、データ源が不安定で体系的な応用が難しい。高解像度リモートセンシング映像の自主供給能力と国際競争力の大幅な向上は、中国の測量衛星発展において必然的なすう勢だ。4年間の研究の末開発された「資源3号」は多くの技術的難題をクリア、これにより中国の衛星測量技術は重大な飛躍を果たし、リモートセンシング映像データ取得のボトルネックが効果的に解消された。
関連計画によると、中国は10-15年をかけて光学立体測量衛星、レーザー高度測定衛星などを含むリモートセンシング衛星体系を構築する。「資源3号」の後続衛星3基はすでに国家計画に組み入れられており、2014年には「資源3号02星」を打ち上げ、2基の衛星によるネットワークを構築。地球上のいかなる場所でも、毎日最新画像を撮影できるようになる。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年1月11日