華為 純利益がエリクソンを上回る
エリクソンが1月31日に発表した最新の業績報告書によると、同社の昨年の売上高は中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)とほぼ同水準に達したが、純利益は華為の3分の1余りとなった。これは華為がエリクソンを追い抜き、世界一の通信機器メーカーとなるチャンスを迎えたことを示すものだ。京華時報が伝えた。
エリクソンの業績報告書によると、同社の昨年通年の売上高は2278億スウェーデン・クローナ(約359億ドル)に、昨年通年の純利益は59億スウェーデン・クローナ(約9億ドル)に達した。そのうち第4四半期の赤字額は、63億スウェーデン・クローナ(約10億ドル)に達した。
華為が発表した業績報告書によると、同社の昨年の売上高は353億ドルに、純利益は25億ドルに達した。長年に渡り業界1位・2位を維持してきたエリクソンと華為の業績を比較すると、両社の売上高はほぼ同水準となったが、華為が純利益の面でエリクソンを大きく上回ったことが分かる。
通信業界専門家の項立剛氏は、「中国企業のコスト面での優位により、華為は利益面で有利だ」と述べた。項氏は、どの企業が業界首位になるかについて、「華為がエリクソンを追い抜き、一定期間に渡り首位を維持してから比較する方が良い」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年2月1日