鉄道固定資産投資額が2013年に6500億元(約9兆1000億円)に達するが、これは合理的なことだ。国は2008年以降、国際金融危機に対応するため4兆元規模の投資計画を実施し、その多くが鉄道に投じられた。その頃より、鉄道固定資産投資が増加している。その後、鉄道運行中の一連の事故により、投資規模がやや減少した。
しかし鉄道建設は長期スパンで見ると、依然として巨大な投資空間を持つ。まず西部大開発が継続されており、東部地区の産業が中西部地区に移転している。中西部地区の資源・商品を輸送するためには、鉄道建設を加速する必要がある。鉄道という輸送方式は、道路などその他の方式よりも省エネであり、コストパフォーマンスが高い。水運はより低コスト・省エネだが、輸送時間がかかり交通網を形成できないため、鉄道の比較優位が際立っている。
また地方政府は鉄道建設に対する投資に意欲的だ。国家は現在、内需拡大政策を大々的に推進している。内需には、消費需要と投資需要が含まれる。後者の多くの部分を、鉄道建設に向ける必要がある。地方投融資プラットフォーム等の重要サイクルを調整した場合、鉄道建設プロジェクトの投資加速を促すだろう。
国家の中長期鉄道網建設計画によると、鉄道建設は今後数年、一定の投資規模と増加率を維持する。
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