広州、市民の平均GDPが158万円に 北京・上海抜きトップ
広東省広州市の一人当たりGDPが昨年、10万5909元(約158万8600円)に達し、中国を代表する北京、上海、天津、重慶、広州の5都市のうちトップとなったことが21日、同市の「珠江デルタ計画綱要」実施に関する報告会で明らかになった。南方日報が報じた。
データによると、過去4年間、広州市の経済発展は、国民総生産(GDP)が毎年1千億元(約1兆5千億円)単位で増加するなど、新たな域に達している。GDPは2012年、1兆3551億元(約20兆3千億円)に到達。広東省の4%の面積を占めるにすぎない同都市のGDPは省全体の23.7%を占めるようになった。一人当たりのGDPは10万5909元(約158万8600円)で、中国を代表する北京、上海、天津、重慶、広州の5都市のうち、トップを記録している。
一方、地域一体化の発展推進の分野でも、広州市は仏山市との一体化を突破口に、肇慶市を加えた3市の経済圏の構築を推進し、同3市の協力を多岐にわたり強化している。同3市は、政府の主要な指導者会議や市長聯席会議、特定業務グループなど複数の部門が協力するシステムなどを構築してきたほか、計画・システムのリンクやインフラ接続、産業協力、環境の共同保護・改善、公共サービスの体化など経済圏構築や一体化をめぐるさまざまな合意書を締結。顕著な実績を上げてきた。同3市のGDPは2012年、広東省全体の38.05%を占め、08年に比べて2.31ポイント上昇。「珠江デルタ」だけを見ると、45.3%を占めている。
「珠江デルタ計画綱要」の審査で広州市は、「珠江デルタ」に所属する9市のうち、唯一3年連続で「優秀」と評価されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年3月22日