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北京の「中軸線」(資料写真) |
今年の北京市人民代表大会で最も注目されている話題は北京第二空港の建設だ。同大会の代表を務める朱小地・北京市建築設計院院長は27日、既に基本構想策定の段階に入っていることを明らかにした。前期のプランでは、天壇、天安門、故宮など北京市の南北を貫く中心線に位置する中軸線の延長線上に新空港を建設し、威厳あるターミナルビルや広々とした空間を売りにした新たな「首都への扉」を目指す。新空港の名称は3月までに決まる見込み。北京晨報が報じた。
基本構想:中軸線の延長線上に建設
朱院長は、「新空港は中軸線を南に延長した地域に建設する計画で、中国全土、しいては世界から北京に入る『扉』となる」と指摘。個人的には「新空港が厳かな雰囲気で広々とし、旅客が滞在する時間こそ短いものの、明確なイメージを作り出すことを願っている」と述べた。
将来的には年間利用者1億人の空港に
朱院長によると、「都市の発展を全体的に見ると、国内や世界からの利用者が集まる主なターミナルはこれまでと同じく北京首都空港となる。一方、新空港の建設の第一期の目標は飽和状態にある同空港の負担を軽減すること。その後、徐々に新空港の新たな旅客運輸スタイルを確立し、首都空港や天津空港との協力の下、最終的には、毎年1億人以上の利用者を数える空港へと発展させたい」考えだ。
統計によると、2012年12月31日の時点で、首都空港の年間利用客は延べ8180万人に達し、3年連続で世界第二位の座をキープした。トップは米国のハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港で延べ約8800万人。
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