<企画>中国映画の歴史を塗り替えた新年映画
「Lost in Thailand」は、タイをロケ地とした中国コメディー映画である。昨年12月末、上映から一週間の「Lost in Thailand」の興行収入がすでに7億6千万元(約104億4800万円)に達し、同年のメガヒット作「画皮2」の記録7億200万元(約96億5800万円)を抜き、中国映画の興行収入記録を塗り替えた。
■【約96億5800万円】上映から二週間、中国映画の興行収入記録を更新
中国20大都市における12月26日のデータによると、「十二生肖(十二支)」なども好調だが、「Lost in Thailand」の延べ座席数(上映回数X座席数)シェアは、「十二生肖」(31.22%)を上回り、37.89%でトップに立った。<詳細>
■【約170億円】上映から一ヶ月間
2012年12月12日に中国で封切りとなったコメディー映画「Lost In Thailand」(徐崢監督)が1月12日、興行収入12億元(約170億円)を突破。<詳細>
■【台湾での公開なし】
台湾で公開される大陸部映画は、年間わずか10本に制限されており、大陸部で大ヒットした話題作が全て、台湾で上映されるとは限らない。<詳細>
■【関連記事】中国、世界第2の映画市場に
中国国家広播電影電視総局(広電総局)映画局は1月9日、2012年の映画産業発展状況に関する記者会見を開催した。2012年に国内で制作された映画は計745本、1年間に公開された各種映画は893本、全国映画興行収入は、前年比30.18%増の総額170億7300万元(約2416億400万円)に達した。<詳細>
昨年は、映画輸入規制の緩和を受け、輸入枠が14本新たに増加したことから、国産映画は市場で苦境に立つことを余儀なくされた。これにより、2012年の国産映画興行収入は、10年ぶりに輸入映画を下回る結果となった。<詳細>
寒い毎日が続いているが、中国映画の人気は薄れていないようだ。年末を迎えた各映画館に、多くの観客が足を運んでいる。中国映画の興行収入も絶えず記録を更新しつつある。<詳細>
(編集WZ)
「人民網日本語版」2012年1月18日