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カンフー映画「一代宗師」香港でワールドプレミア

カンフー映画「一代宗師」香港でワールドプレミア

 香港のウォン・カーウァイ(王家衛)監督の最新作「一代宗師(The Grandmaster)」のワールドプレミアが8日、香港で行われた。公開は10日。同作品では、ユエン・ウーピン(袁和平)氏が武術指導を行い、カンフーの一派・詠春拳の達人で、ブルース・リーの師匠でもあるイップ・マン(葉問)を描いている。「人民網」が報じた。

 同作品で、イップ・マン役には人気俳優のトニー・レオン(梁朝偉)が、八卦掌の継承者の一人娘・宮二役には人気女優のチャン・ツィイー(章子怡)が、八極拳の達人・一線天役には台湾の人気俳優・張震がそれぞれ起用されている。そのほか、韓国の人気女優ソン・ヘギョやコメディアンのチャオ・ベンシャン(趙本山)などビッグネームが勢ぞろいしている。

 作品の詳細にまでこだわり、個性的な作品で知られるウォン監督は、2004年、5年もの歳月をかけて制作した「2046」を発表。史上最も時間をかけた作品と称された。一方、「一代宗師」の制作にあたり、ウォン監督はまず、当時の中国拳法界の勢力図をそっくり再現するため、6年をかけて調査。その後、3年を費やして100人を超える拳法の達人を訪ね歩いたという。さらにクランクイン以降、3年がかりで完成。ゆうに10年を超える時間をかけて制作した大作なのだ。

 一方、役作りのために、これまで3年にわたって八極拳を学び、朝晩3時間ずつの練習を1日も休まず続けてきたという張震は12年12月、吉林省で開催された中国武術・八極拳の全国大会で優勝するほどの腕前になった。

 ウォン監督は、1997年に旗を振った「ブエノスアイレス」(原題:春光乍洩)が第50回カンヌ国際映画祭コンペティション部門招待作品となり、監督賞を受賞。同賞を獲得した初の中華系映画監督となった。また06年の同映画祭では、中華系初の審査委員長を務めた。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年1月10日

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