年に1回の東京国際映画祭が20日、東京都内で開幕した。しかし晴れ渡った青空とは裏腹に、今年の映画祭にはどこか悲愴(ひそう)感が漂っていた。
この日本最大の映画祭は、規模と人気が年々低下している。「グリーンカーペット」を歩くのは日本国内の映画人ばかりで、これまで東京国際映画祭の目玉だった中国の俳優や監督などは今年はほぼ姿を消した。欧米の著名人も影が見えない。
映画祭の目玉で最高賞の東京サクラグランプリを15作品で競うコンペティション部門には、唯一の中国映画として「風水」(原題「万箭穿心」)がノミネートされていたが、制作チームはすでに辞退を決めた。ほかの注目作品には、南京事件を題材にした中国映画「南京!南京!」(陸川監督、2009年)で主役の日本兵役を演じた中泉英雄さんが主演し、中国に拠点を置く奥原浩志監督がメガホンをとった「黒い四角」がある。(編集YT)
「人民網日本語版」2012年10月23日
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