習近平主席の外遊について外交部がブリーフィング
外交部(外務省)は20日、国内外のプレス向けにブリーフィングを行い、習近平国家主席のロシア、タンザニア、南アフリカ、コンゴ共和国歴訪と第5回BRICS首脳会議出席の背景、主要日程、重要な意義、期待される成果について外交部の翟雋副部長(外務次官)、程国平副部長、馬朝旭部長助理(外務次官補)が次のように説明した。
(1)ロシア訪問について(程国平副部長)
習主席はプーチン大統領と会談し、共同声明を発表。今後一定期間の中露関係の発展の方向性と重点協力分野を決定し、重大な国際・地域問題における立場と主張を明らかにし、「中露善隣友好協力条約実施綱要2013-2016年」を批准する。また、「中国観光年」開幕式に揃って出席する。
このほかメドベージェフ首相、マトヴィエンコ上院議長、ナルイシキン下院議長などロシアの指導者との会談、ロシア社会各界の友人や友好人士との幅広い接触、モスクワ国際関係大学での講演、中共第6回党大会跡地記念館の着工式典への出席、ロシア国防省の見学、ロシアの中国研究者や中国語を学ぶ学生およびメディアの代表との面会を予定している。
双方は経済貿易、エネルギー、投資、地方、人、文化、環境保護分野の協力文書に調印する。
(2)タンザニア、南アフリカ、コンゴ共和国について(翟雋副部長)
中国とアフリカには厚い伝統的友情があり、各分野の協力は目覚ましい成果を上げている。双方は共に相手国の発展を自らの発展の重要なチャンスと見なし、協力のさらなる強化を強く望んでいる。習主席の今回のアフリカ訪問は、中国と訪問国との二国間関係の包括的な深化、発展途上国の団結・協力の強化と発展、中国・アフリカ関係の新たな段階への引き上げにおいて重要な意義を持つ。
中国とタンザニアは外的環境の変化に左右されない友人だ。国交樹立から49年、両国の友好協力関係は常に健全かつ順調に発展し、経済貿易、文化、教育、衛生分野の協力は著しい成果を上げてきた。習主席はタンザニアでキクウェテ大統領との会談、ザンジバルのシェイン大統領との会見のほか、ジュリウス・ニエレレ国際コンベンションセンターでの演説、タンザニアを支援した中国人専門家の共同墓地への献花などを行う。双方は共同コミュニケを発表し、経済貿易、文化分野の協力文書に調印する。
国交樹立から15年、中国・南アフリカ関係は飛躍的発展を実現し、パートナーシップから戦略的パートナーシップ、さらに包括的・戦略的パートナーシップへと3つの段階を歩んできた。双方のハイレベル交流は緊密で、政治的相互信頼はたゆまず深まり、経済貿易、人、文化、教育、科学技術、観光分野の実務協力は著しい成果を上げている。習主席はズマ大統領との会談、モトランテ副大統領との会見を行う。双方は共同コミュニケを発表し、経済貿易、教育分野の協力文書に調印する。
中国・コンゴ共和国関係は近年包括的で急速な良好な発展基調を呈しており、政治的相互信頼はたゆまず強化され、実務協力は実り豊かな成果を上げ、人的・文化的交流は日増しに拡大している。習主席はサス・ンゲソ大統領と会談し、議会で演説するほか、中国が建設を援助したマリアン・ングアビ大学図書館と中国館の開館式典および中国・コンゴ友好病院の竣工テープカット式典に出席する。双方は共同コミュニケを発表し、経済貿易、金融分野の協力文書に調印する。