曳光弾発射は中日を戦争の瀬戸際に追いやる (3)
中国は近代以降、日本に虐げられ尽くしてきた。釣魚島についてはこちらから衝突を起こしはしないが、ひとたび衝突が起きれば、中国は全ての手段を用いて日本を懲罰し、勝利を確保しなければならない。甲午戦争(日清戦争)の現代縮小版にしては断じてならない。もしそうなれば、中国社会における政府の威信が地に落ちるのは必至だ。
釣魚島は中国政府の政権担当能力を長期間試すものとなる。現在それはより差し迫り、激しくなっているように見える。だがわれわれは自信を持つべきだ。われわれの対戦相手は弱い国を侮り、強い国に平身低頭する、米国による軍事占領でさえ忍受した国なのだ。釣魚島で火蓋が切られた時にわれわれが大胆な行動に出さえすれば、必ずや日本列島に衝撃が走る。この意志の対抗においてわれわれが負けることは断じてあり得ない。
中国は戦略的打撃・報復力を持つ大国だ。われわれ自身に衝突を全面戦争にエスカレートさせる考えさえなければ、敢えてわれわれと全面的な戦略衝突を行う国はない。したがってひとたび釣魚島で火蓋が切られたら、われわれは日本に対して同等の懲罰を存分に与える。どの国であれ戦争の瀬戸際で中国に乱暴な振る舞いをすることができないことをわれわれは世界の人々に見せるべきだ。
【用語解説】曳光弾
曳光弾は弾丸の一種で、曳光剤と発火剤を内蔵しており、発射後に曳光剤が点火されるため飛行中に光を放つ。照明弾や信号弾に属する。試射の際の弾道確認に用いられることが一般的だ。殺傷力もあるが、威力は比較的小さい。近距離で人に向けて発射すれば、やけどをし、死ぬこともある。航空機に向けて発射した場合、燃料に引火または爆発して、深刻な結果を招きうる。
(編集NA)
「人民網日本語版」2013年1月10日