曳光弾発射は中日を戦争の瀬戸際に追いやる (2)
釣魚島上空ではらはらするような中日の戦闘機の対峙と摩擦が生じれば、東アジア全体がのどから心臓が飛び出しそうになるだろう。やむを得ないことだ。われわれは自ら進んで日本側と開戦することは望んでいない。だが日本がどうしても危険なゲームをするのなら、われわれは断固として相手をする。
もし中国政府がそうしない場合、あるいはそうしないために現在真剣に綿密な準備を進めている場合、中国政府は中国社会で甚大な政治的損失を蒙るに違いない。そうしないことについての政府のいかなる釈明も大衆は理解しがたいし、受け入れがたいだろう。
中国はこのためにある時点で本当に日本との軍事衝突に陥る可能性がある。これは小康(ややゆとりのある)社会の建設に向けた中国国民全体の戦略努力にとって確かに余計な問題を抱え込むことになるが、それが中国の宿命なのかもしれない。中国は大国の中で唯一、すでに30年近く平和的に発展してきた。われわれは引き続き平和的に発展していくことを望んでいるが、さまざまな圧力が集まってきており、リスク管理はかつてないほど複雑化している。
日本が中国に対してこのように狂暴になる背後には、米国の支えがあり、これが中日衝突の可能性を高めている。
だがわれわれに譲歩の余地はまだあるだろうか?もうなくなったようだ。釣魚島に対する昨年の中国の一連の大きな行動はすでに「追い込まれた上での反撃」だった。自衛隊の戦闘機が中国機に曳光弾を発射すれば、中国の主権に対するあからさまな辱めであり、譲歩しようものなら中国は1931年の時点にまで戻ってしまう。
したがってわれわれは全ての躊躇を捨て去り、釣魚島上空で日本とアクロバット飛行のような相互警告と意志の対抗を行う準備を真剣にしようではないか。ひとたび偶発的な衝突が起きれば、われわれは必ずや日本に中国側の損害を下回らない代償を支払わせる。