日本大で世界遺産保護講座 中国文化機構から講師
日本で中国文化を紹介する中国の文化機構「中国文化センター」(東京都港区)の張忠志副主任(副センター長)はこのほど、日本大学国際関係学部で「文化の多様性と世界遺産保護」と題する講座(日本大学主催)を行った。この講座の趣旨は日本大学の学生および教師たちに世界遺産保護についての現状や直面している問題について理解してもらい、世界各国の異なる文化への理解と認知を促進することにある。「人民網」が伝えた。
2時間余りの講座の中で、張氏は世界遺産保護の現状を糸口に、文化の多様性の概念を織り交ぜながら話を展開。過去に国家文物(文化財)局の局長として長期にわたり世界遺産保護関連の仕事に携った張氏は現場での経験を活かし、大量の写真や文字資料を用意、充実した講座内容を行った。「富士山はなぜ世界文化遺産登録に失敗したか?」というくだりは特に注目を集めた。(編集MZ)
「人民網日本語版」2012年12月20日