2014年1月3日  
 

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英人気ドラマ「シャーロック3」 中国のネットで同時放送

 2014年01月03日14:45
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 名探偵シャーロック・ホームズが現代のロンドンを舞台に活躍する、イギリスBBC製作のテレビドラマ「SHERLOCK (シャーロック)」のシリーズ3の放送が現地時間1日夜、始まった。中国でも動画共有サイト・優酷(Youku)などを通して見ることができる。緊迫感あるストーリーや突発なストーリー、完成度の高い出来栄え、俳優らの高い演技力などに、中国のファンは既に虜になっている。英国ドラマの魅力に驚嘆させられると同時に、中国市場にとっては、英国のドラマがなぜ中国の視聴者のつぼにはまったのか、考えさせられる良い機会となっている。人民日報が報じた。

 2010年に放送されたシリーズ1から、同ドラマは中国でも大ヒットとなり、主人公のシャーロック・ホームズが「巻福(くるくる髪のホームズの意)」という愛称で親しまれている。英国国内の市場は小さく、視聴者に限りがあるため、同ドラマは初めから海外市場に照準を絞り、特に人口が多く、ドラマファンの多い中国市場はその中心的存在となっていた。

 上調子の米国ドラマと異なり、英国ドラマの特徴は落ち着いている点だ。内容、見どころ共に満載でおもしろい。これは英国が誇る長い歴史と豊富な文化の影響だ。「シャーロック」は、19世紀の小説家アーサー・コナン・ドイルの作品「シャーロック・ホームズシリーズ」をモチーフにしている。シャーロック・ホームズは中国でもなじみ深い存在であるため、中国の視聴者も同作品に自然に入っていくことができた。

 英紙「デイリー・メール」のある記者は、「シャーロック・ホームズ関連の映画やテレビドラマは世界で数多く制作されており、手をそれほど加えなければ、ありきたりの作品になってしまう。一方、『シャーロック』が視聴者の心をつかんでいるのは、元々の登場人物に現実的な味を加えているから。舞台が19世紀から21世紀の英国に置き換えられ、シャーロック・ホームズとその相棒ジョン・ヘイミッシュ・ワトソンがインターネットやスマートフォン(多機能携帯)を駆使している。そして、現代の大都市ロンドンでさまざまな事件を解決していく。このように、現代とうまくマッチさせ、多くの視聴者が受け入れやすい作品になっている」と評している。

 2013年12月初め、英国のデーヴィッド・キャメロン首相が中国を訪問した際、中国のネットユーザーがキャメロン首相の「微博(ウェイボー・ミニブログ)」の公式アカウントに、「シャーロック」の続編の放送を待ち望んでいる声を寄せ、キャメロン首相は「制作会社に伝える」と述べた。ある報道によると、キャメロン首相は帰国後、本当にBBCに同エピソードを伝え、元々海外市場でも中国を重要な位置に定めているBBCがさらに中国を重視するようになったという。BBCは今回、中国に同時放送する権利を授与しただけでなく、中国語の字幕が入った公式版の同作品も提供するなど、十分な対応をしている。ちなみに、北米では同作品が1月19日から放送される。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年1月3日

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