2014年1月15日  
 

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「東洋のナチス」にぬかずくのは後退の加速

 2014年01月02日10:33
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1970年12月7日、ポーランドの首都ワルシャワのユダヤ人犠牲者記念碑前でひざまずくドイツ連邦共和国のブラント首相(当時)。

 世界はかつて粛然として敬意の念を抱いた。43年前の冬、ドイツ連邦共和国のブラント首相(当時)が黒衣に身を包み、ワルシャワのユダヤ人犠牲者記念碑前でひざまずいたのだ。

 世界は現在、正視に堪えず顔をそむけた。43年後の冬、日本国首相の安倍が、足を高く上げ、肩で風を切って、第2次大戦のA級戦犯を祀る靖国神社に足を踏み入れ、「国のために戦い、命を捧げた英霊に哀悼の意を表する」と公言したのだ。

 2013年はヒトラー政権発足80周年だ。ドイツのメルケル首相は「ナチスの犯罪行為に対して、ドイツは永遠に責任を負うべきだ。この省察は一代、一代と継承されていかねばならない」と重ねて表明した。また、一人一人の被害者の運命に悲しみと恥ずかしさでいっぱいになると述べた。


【特集】安倍首相による靖国参拝の波紋

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