東京の地下鉄は、首都圏で生活する人々にとって、自宅と職場に続く第3の空間となっている。東京の地下鉄は、伝説の通り本当に強大なのか?日本語が分からない外国人も問題なく乗りこなせるのか?運賃は庶民感覚に沿ったものなのか?これらの疑問を解明するために、中国メディア記者が昨年末、東京地下鉄を取材した。大河報が伝えた。
○市民のニーズにぴったり寄り添う地下鉄
東京の地下鉄ネットワークは、縦横無尽に走っているが、精確な構内標識や利用者にとって非常に利用しやすい施設のおかげで、日本語が分からない人でも気軽に利用することができる。
12月22日午前8時50分、記者が銀座駅の構内に入った。まるで巨大な迷路のような同駅は、複数の路線が縦横に交錯しているが、駅係員の数は少ない。改札口に表示された時刻表には、平日・土日祝それぞれの列車到着時間が、行き先別に、時間ごとに分単位で分かりやすく掲載されている。発車間隔は最短でわずか2分だ。
初めて東京を訪れる人は、アナウンスされた駅名を聞き取れなくても、まったく心配には及ばない。ほとんどの列車の車内には、ドアの上に小さなスクリーンがあり、次の停車駅が表示されている。その表示も、英語と日本語によるものが多い。そのようなスクリーンがない列車には、各駅名が掲載された路線図が表示されており、次の停車駅が赤く点滅するので、降りそこなうことはない。